株式会社オーシャンアイズは、持続可能な海洋・水産産業を実現するため、一緒に働いていただける方を探しています。
募集一覧
1. 新卒採用
海洋ドメインでの機械学習技術の開発
オーシャンアイズでは、海洋水産分野において深層学習技術などを用いた漁場予測や衛星画像解析を行っています。
今年度は、(1) 漁場予測などの研究開発を行う研究者と、(2) 顧客からのニーズに合わせたアプリケーション開発を行うシステムエンジニア・プログラマを募集しています。
当社は海外市場への展開を進めているため、国内外のマーケットに向けた業務となります。
(1) 機械学習エンジニア
業務内容 | 海洋データを用いて漁場や海水温などを機械学習を用いて予測する技術や、海洋ドメイン(水産、海運など)のユーザ向けに有益な情報を可視化して提供する技術などの開発を行います。 |
主な使用言語 | python |
(2) システムエンジニア
業務内容 | 海洋ドメイン(水産・海運など)のユーザ向けに海洋データを提供するWebアプリケーションの開発や、Webアプリケーションのバックエンド側の開発・保守のお仕事です。 |
Web アプリケーション 開発 | Reactを使用 |
歓迎スキル | バックエンド側はGCPの経験がある人を優遇します。 |
応募方法
募集人員 | 2名(業種ごと各1名) |
業務内容 | (1) 機械学習エンジニア (2) システムエンジニア |
募集期間 | 適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。 |
応募方法 | 下記の応募書類をご準備のうえ、メールにてご応募ください。様式は自由です。 書類選考→面接→条件面接となります。 合否に関わらず結果をお知らせいたします。 ※応募書類の返却はいたしません。 |
提出書類 | 履歴書、成績証明書 |
重視ポイント | 当社はベンチャー企業であり、定型的な業務は多くありません。 積極的かつ主体的に業務に取り組めるかどうかを重視します。 |
エントリー連絡先 | recruit@oceaneyes.co.jp |
新卒採用共通雇用条件
雇用形態 | 正社員 |
初任給 | 基本給:250,000円 年俸制、年俸の12分の1を毎月支給 |
試用期間 | 原則6ヶ月(試用期間中の労働条件は本採用と同様) |
勤務地 | 京都本社(京都市中京区占出山町308番地山忠ビル26号室) もしくは 東京オフィス(東京都千代田区神田佐久間町3-27-1大洋ビル402) |
勤務時間 | フレックスタイム労働制(1日7時間45分相当)
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休日・休暇 | 土日、祝祭日及び年末年始 年次有給休暇、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引等)あり |
諸手当 | 通勤交通費全額支給 |
福利厚生 | 社会保険・健康保険・年⾦加⼊、雇⽤保険・労働者災害補償保険加⼊ |
2. 中途採用
海況データ提供ソフトの開発
オーシャンアイズでは、海洋水産分野において深層学習技術などを用いた漁場予測や衛星画像解析を行っています。
今回は中途採用でソフト開発のチームリーダーとして働いてくれる積極性とリーダーシップのある方を募集します。
募集内容
職種 | ソフト開発チームリーダー |
募集人員 | 1名 |
業務内容 と 重視ポイント |
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要望する スキル・経験 | <必須のスキル・経験>
<有ると望ましいスキル・経験>
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募集期間 | 適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。 |
応募方法 | 下記の応募書類をご準備のうえ、メールにてご応募ください。様式は自由です。 書類選考→面接→条件面接となります。 合否に関わらず結果をお知らせいたします。 ※応募書類の返却はいたしません。 |
提出書類 | 履歴書、職務経歴書 |
エントリー連絡先 | recruit@oceaneyes.co.jp |
中途採用雇用条件
雇用形態 | 正社員 |
初任給 | 月給:500,000円〜600,000円(想定年収600万円〜720万円) ※スキル・経験により考慮 年俸制、年俸の12分の1を毎月支給 |
勤務時間 | フレックスタイム労働制(1日7時間45分相当)
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社内規定 | リモートワーク規定、育児規定あり |
休日・休暇 | 土日、祝祭日及び年末年始 年次有給休暇(初年次10日間)、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引等)あり |
諸手当 | 通勤交通費全額支給 |
福利厚生 | 社会保険・健康保険・年⾦加⼊、雇⽤保険・労働者災害補償保険加⼊ |
3. インターン
内容
海洋数値モデルに興味がある・やってみたいことがある、オーシャンアイズの数値モデル計算結果を解析したい、など。海洋数値モデルを実際に使ったり計算結果を図示・解析したいという方を募集します。
募集内容
対象 | 大学3〜4年生、大学院生 |
条件 | 最低限 Linux (Unix) の操作、簡単なシェルプログラミングおよびFORTRAN77/Fortran90の基礎知識があること。 Pythonに抵抗がなければ、なお良し。 |
給与 | 時給1200円〜 |
待遇 | 応相談 |
代表取締役の田中裕介より応募者へのメッセージ
#分からない事だらけの「海」を情報化する
海って、まだまだ、今でも本当にわからないことだらけなんです。「行けない」し「見えない」ので、水がどういう流れになっているか、どういう時間スケールで変動しているかみたいな事すら、実はよくわからないし、誰も知らないんです。海に関連するところでは魚の研究者は多いのですが、あの大きい海の中でどこに魚がいるのか、やっぱり、あんまりわかっていないんですよ。魚がどこで生まれてどこで育ってどこで餌を食べて今ここにいるのかというのは、まぁ、わからない。
でも「見えない」といいながらも、実際には漁師さんは「ある地点」で桜海老やシラスを獲っているわけです。シラスがそこで獲れるってことは、シラスを追っかけてサバがやってきたり、イワシを追っかけてブリが来たり、海ではいろいろな動きがある。例え水深1万メートルでも、水は流れていて、生き物もいる。すごく面白いですよね。海を実際に知っている人たちの知識とデータを合わせながら、いろんな形で情報化して、それを元に予測サービスにする、というのが、今僕らがやっていることなんです。こういうサービスをやっているのは現状ウチだけなので、そのフィールドのフロントに立てるというのが、この会社のひとつの強みで面白いところだと思います。
よく最近は「SDGs」というようなことも言われていますが、海の状況がわからない中で、サスティナビリティも何もないですよね。そういうところにも私たちの技術は貢献できるし、貢献すべきものだと思っています。例えば資源が減り続けている魚に関しても「こういう捕り方をすれば資源を減らさずにずっと獲り続けられますよ」というサジェスチョンができたりとか、ここ2〜3年ではなくて10年間を考えたとしたらこういう捕り方が1番収益がいいですよ、とか。こういうことに興味がある人にも是非来て欲しいと思っています。
#「海の天気図」を、当たり前に使える世の中に
皆さん誰しも、「天気予報」を当たり前のように使いますよね。「雲」というわかりやすいものがあるので、天気に興味持ってる人は結構いて、僕も気象予報士の資格を高校で取りました。気象と海洋って方程式はほぼ同じなので、ほぼ同じものだと思うんですが、現状、海で仕事する人にとっての「海の天気予報」にあたるものは無いんですよね。それが当たり前に使えるようになっていけば、それによってより価値の高いものが生み出せるようになるはずです。
今の天気予報が、あの精度で毎日タダで見れるっていうのは実は凄いことです。気象庁が国家公務員として1500人位の人件費を払い、気象衛星ひまわりも1機打ち上げれば50億円。バックアップのため常に2台回ってますから、打ち上げるだけで合計100億です。アメダスに付いている温度計も1つ100万円位、風速系も300万円とかします。観測精度を上げて、予測精度を上げるということは、本来それくらいのコストはかかるし、人手もかかるはずのことなんです。
これだけコストをかけている天気予報の精度に、海というフィールドでは追いつこうとしているわけです。こんな小さい所帯でやろうとしていること自体が無謀なんですが、今まで集められてこなかった情報を作りつつ予測サービスを作るという、もう、かなり、無謀なことをやっているんですよね(笑)。ただ、だからこそ楽しいというところはあると思います。他の誰も知らないことをやっているわけですから。
#海洋分野に、情報による変革を起こす
海洋分野の予測をする際に重要なデータとなるのは、水の「温度」と「塩分」です。水の密度は温度と塩分で決まるので、この2つがあれば無敵です。魚は温度が下がると動けなくなったりとわかりやすく影響があるのですが、塩分濃度はあまり見られないデータですが、潮の流れという大きな視点では重要なデータです。でも、実は塩分って、測るのがとても大変なんです。よく岸壁とかに貝とか藤壺とかが付いてますよね、あれって2週間くらいでついちゃうんです。温度センサーは貝が付こうが藤壺が付こうが大丈夫なんですけど、塩分は精度が落ちてしまって正確に測れないんです。
塩分は今、1ヶ月に1回、各県の沖合100キロ位の間で何点か、水面の表面から1000mくらいの深さまで連続的に測っているデータがあります。でも沿岸だと1日で状況がガラッと変わったりするので、本当はそれじゃあ足りないんです。でも2週間に1回、センサーの掃除をするお金を出せないので、計らない。「塩分は測る価値がある情報だ」ということをまだ誰も説明できていなんです。今の状況に対して、ウチみたいな会社がサービスを開発を進めて「塩分濃度はこんなに利用価値のあるデータなんですよ」と示していくことが重要なんじゃないかと考えています。
今、海洋に関する判断ができない事のうち「それは情報が無いから出来ないんだ」ということは沢山あるはずななんです。そこに提供できるサービスや情報を作ったときに、違う世界が見えてくるはずです。海に関連するゲームチェンジャーが起きる可能性がある。そういう変革を起こせるような開発をどんどんやっていきたいと思っています。そのための情報を作るために、しっかりとまず技術的な基盤を固めなければいけない。今回の一連の採用は、そういう意図で行っています。